[諏訪にメールを送ったあとはぼんやりとしていたが、ふと諏訪に送れるのなら他の人にも送れるのでは、と思い立つ。
だが……]
いぐにすも、キユリも、露島副会長も、メアド、知らないなあ……。
[本当にとっとと交換しておくべきだったと悔やまれた。
キユリから、芝同盟の写真をもらうこともかなわぬ夢となった。]
あ、でも、一之瀬さんのは……。
[慌てて電話帳を確認する。あった。告白した時、せめてもと教えてもらったのだった。
彼女が変更していなければ届くだろうか。
何を伝えようかと迷い、結局シンプルな文面だけを送ることにした。]