[扉が開く音に顔を上げると、待ち人の姿が見えて嬉しそうに笑った。エリカに今日来るという連絡は入れていなかったので、何しに来たのか尋ねられる。少し驚いたような表情が見れて、黙って来てよかったなと思った。]絶対断れないデートのお誘いに来たんだよ。[笑顔で言う。エリカの予定が無いのは、ルーシーに先に確認済み。はぁ?というような顔の彼女に。]姉ちゃん、これから――――墓参りに行かね?[正確には墓ではなく、あの後建てられた慰霊碑へと。久しぶりに行こうと誘った*]