[生きたかった>>919と、紡がれる言葉は過去形でした。それだけで、何度も流した涙がまた、堰を切ったように溢れだします]なんで、……ダメだよ。死んじゃダメだって、ば……![悲しくて辛くて仕方がないはずなのに、頭を撫でてくれるのは嬉しくて。矛盾した感情から目を背けるように、僕は俯きます。目だけを動かして彼の身体の方を見ます。血も沢山流れていて、怪我の深さは分からないけれど、それでも]