[今までは、自分の気持ちを紛らわせるために奏でていた音色。けれど、今は、それとは異なる想いを込めて、音色を紡ぐ](一人じゃない、一人で背負わなくてもいい、か……)[見えずにいた事。見ずにいた事。それに気づかせてくれた者に、何かできるかは、まるでわからないけれど。ただ、少しだけ、自分の中での在り方の変わり始めたその存在を。護る事は続けよう、と、微か、心に思い定めつつ。今はただ、風に乗せ、水面と空の彼方へと、音色を*伝え行く*]