―― 学校の階段 ――[それは、エピローグが始まってからすぐ。 露島先輩と会話をする前のこと][狭間の世界で露島先輩を見かけて、でも声は届かなくて。 また一階から順番に昇ってた][いつもなら、降りてきてくれていた森先輩とそろそろ出会う踊り場。 今は1人]……まあ、これが普通なのに、ね。むしろアレが反則?[呟いて、少しペースが落ちる。 ふと、遠くで金色の影を見かけた気がした。 ぎゅっと手すりを握り締める]