― 第二階層・通路 ―
[惚気に喜ぶシノブ>>931は呆れ顔で見て。
スティーヴ>>932に笑われると左手で首の後ろを掻いた]
母さんの話すのは惚気混じりのばっかで。それもガキの頃にしか聞けなかったから自分なりにイメージするしかなくってさ。
ジョエルはジョエルであんなだったし。あんなだからこそジョエルだったんだし。それはそれで言い奴で。
じゃない。そっちの話じゃなくて。
[頭の中を言葉にして纏めようとしても、上手くいかない。
髪を巻き込んで掻く手がガシガシと勢いを増す。
聞きたい事を聞いてしまえといわれて、大きく息を吸う]
母さん…ミュウ・フォーラントは。暁志延にとって。
どんな人だった?
[聞きたかったあれこれは、その態度を見ていたら聞くまでもないようなことになってしまった。だから、母から父を教わったように。父から母を教わりたいと、そう思った]