[良い笑顔で近付いてくる沙耶香は、案の定、怪我をしているのに何故動き回ってるのかとか、安静にしておかないと……と無言の圧力をかけてくる]
えーあー、まぁ、そりゃ、完治するまでは、安静にしますともー…。
[沙耶香を直視出来ません。だって怖いもん。
あたふたと弁明していると、隣で恭也が沙耶香に疑問をぶつけている。これ幸いと、沙耶香が疑問に答えている間に、そーっと少しずつバックして行き、ある程度離れてからこそこそとその場から離れようとする。傷に響くために走るとまでは行かないが、影響出ぬくらいに早歩きではあったかもしれない]