薬師 ゼルギウス

― 広間 ―

[反動からくる脱力感に身を委ねていたが、終わったけど終わっていないと自分に渇を入れる。
クレメンスが医者と話している>>939のを聞いて顔を上げた]

俺はライを。
ロザたちのところに、運ばないと。

[それで通じるだろう。
朱花の主もまた、永遠の眠りについてしまったことは]

ビーチェの家には……。

[関与した以上、行くべきとも思うのだが。何をどう伝えればいいか分からない。視線を不自然に彷徨わせながら、口篭った]