― 広間 ―[エーリッヒの傍らにたどり着いて、顔を覗き込んで。彼の目が開けば、その瞳の色に驚いた]エーリッヒさん、その目……[視力を失ってしまったのだろうか、という誤解をしつつ。顔に手を伸ばしてくれば、その手に自分の手を重ねて。一人になんてしねー、という言葉にコクコク頷く]………良かった。エーリッヒさんが生きてて。[そんな事を言って、ぎゅーと抱きしめようとしただろうか]