―屋上―[どれくらい立ったころだろうか。なんだか喉が痛くなってきた気がして―生きていたころならそろそろ咳き込んでいてもおかしくない―起きようと思いはすれど、きっかけがつかめなくてうだうだとしていた。ふと、声がかかる。宮町の声だ。慌てて振り返った。]あれ!?宮町さんまだいたの!?[奇しくも似たようなことを尋ね合っていた。]