ううん……いいんだ、お礼なんて。俺が、したくて、したことなんだ。宮町さんを、理解したくて、したことだったんだから。[少し躊躇したが、そっと手を伸ばして彼女の頭をひと撫で。]宮町さんは、優しいね。それに、自分の罪から、目をそらさない強さが、あるんだね。ありがとう、宮町さん。あなたのおかげで、俺も、自分から逃げないようになろうと、思えるようになった。[自分の弱さに気付けたのは彼女のおかげだ。だからこちらも、感謝の思いを込めて深く頭を下げた。**]