[反射的にデスヨネー。と返答しかかったが、慌てて口を閉じた。
確かに行為は行ってきたが、一番の問題はその全てがマリーから行われていたという部分だ。今回の旅行の目的は……]
……お、俺からマリーにせめてキスくらいできるようになりたいんだ。
[と、言うことである。
そんな彼の心境の告白に、一瞬キョトンとするも、次の瞬間彼女の顔に浮かんだ表情は、一言でいうなれば小悪魔。である。
背筋に悪寒が走る]
「なら何も問題ないヨ。荒療治って言葉もあるくらいだし、キス以上の事しちゃえば、改善されるよ」
……ソレは違……ま、まて! 本当に! ちょ……アッ――!
[何処かで三つ目の薔薇が落ちたとか落ちないとか(ちなみに、前の二つはアズマとヒビキだったり?)]