りあ、ゆりあん…。
どうして、なんで?
なんで会えるの、夢じゃないの?
だって
[主を埋めた所は今もきちんと覚えている。
秘密の場所はずっと秘密で、行く事はないけれど。
会いたかったと、あの時と同じ声は優しくて。
昔の名前を呼ばれたら、鮮やかに蘇るのはあの刹那の時の記憶。]
私も、会いたかった、よ。
会いたかったよ、だってずっと、ずっと
寂しかった、ユリアン、だって、
だってユリアン何処にも居ないからあああ!!!
[母親なのにとか、そういう事は頭にはなくて。
涙を拭われてもいくらでもそこから溢れてきて。
子は母の様子に一緒になって泣きそうになっている。]