そ、っか。
ユリアンはじゃあ、こっちに来れたのは良かったんだね。
…少し羨ましい。私は、帰りたくて仕方ないから。
[最初から全部無くしてれば、望郷の念は失せただろうけれど。
かといって、大切なものの喪失を願うわけではないから、ユリアンのようになりたいとは言わないけれど。
ただここが良い、と言える様だけは単純に羨ましく、ぽそりと内の一欠けらが零れた。
場所変わって貰って掬った3ふわは、とりあえず頭の上に乗せておいた。
急に増えたふわに何事?と青色が驚いた、のは一瞬。
後は一緒になってきゃーきゃー転がるだけ。頭の上がくすぐったい。]
あんまり何も考えないでがーっといったらけっこういけるよ。
[とか微妙なアドバイスしながら、場所変わる?とは一応聞いてみた。]