― お茶会後・どこかの海の底 ―[ある日、日の射さぬ深海に、魔力を使って小さな箱が届けられる][箱に添えられたカードには紅い文字]『レイスへ 海の中なら、地上とは違う聲が使えるみたいだって、聞いた。 これなら海の中でも使えるから、話したくなったら使えよな』[箱の中には、魔力で完全防水防圧仕様にされた、海の色の携帯がひとつ。使い方と、贈り主の携帯番号を添えて収められていた**]