ええ、遺っていますよ、きっと。 ――僕も、メリルさんに頼まれたレシピ、遺せなかったですけれど。 でも、それ以外に遺せたものがあるって――ようやく、思えました。[嬉しげな笑み>>980に頷く顔も、どこか晴れやかなものになっていた**]