─ 白花亭 ─そうに決まってるさ。ここを継ぐ人がレシピを大事にできる人なら、レシピの全てに目を通すに決まってる。[後に続いた言葉を拾って、笑う。机上に散る覚え書きしか見えないけれど、それが並ぶ食卓は容易に想像できて、食べられないのが酷く残念で]…明日と言わず、すぐに持ってきておくんだったな。そうすれば完成してたかもしんねぇし。[ごめん、と小さく呟いた]