─ 数日後・教会 ─
なんっとなく、そうは思えなかったんでね。
より、可能性が高いのは何かどれか。
精査した結論が、ここってわけ。
[伝えられた言葉>>999に、静かに返し。
見せられた、残照に浮かび上がる傷痕に、きつく眉を寄せた]
……五、六年前……俺が、レーテを亡くした頃……か。
[伝えられた出来事>>1000に僅かに目を伏せたのは、翡翠の翳りが意味するものを覚り、それと絡んで自身の過去を思い出したがため。
人狼の伝承を追い、結社に所属する女性と懇意になり。
一時期は、そこに身を置く事を真剣に考えもした。
結局は、彼女の死によって袂を別つ事となったのだが]