[最後に皆の――死んでしまった皆の遺体が置かれた場所へとやってくる。
一番最初になくなった高峰先輩。
見失ってしまったときに殺されたマリー。
此所に運んでくることができなかった学長は学長室にいるままで。
真崎がつれてきた宮町と、諏訪先輩が運んでくれた桜子に、森。
そして露島が運んできた川島。
学長以外のすべての死体がそろったそこに現れたのは、悔やむでもなく悲しむでもなく。
ただ、そこにいた人たちを、忘れるべき時まで忘れないように顔を見に来たのだった]
――さようなら、だね……
[ぽつり、呟いた]