[冷たい笑みが浮かんだその時。風の司に取り込まれた力、その一つがクスリと笑った]ほうら、おんなじ。けっきょくおんなじものなのに。それなのに、ゆるせないんだ。へんなの。[その言葉に悪意は無く、それでも可笑しそうに。彼の中で呟いた]