─宿屋─[丁寧に礼を向けられるとこちらもつられて頭を下げる。続く言葉にダーヴィッドと言う名を聞けば、眉尻が下がり、小さく息を吐いた]彼には申し訳ないことをしたな…。ただ単に外部だから、しかも流れ着いたと言うだけで巻き込んじまったんだから。自衛団の暴走を止められなかったのは俺の力不足だ。調べる術があったのに、奴らを説得し切れんかった…。[そこまで言って、また一つ溜息を漏らす]俺らのしたことに対して許してくれとは言わない。それだけのことをしたんだからな。