─宿屋─いや、騎士殿の言う通りだ。死した者は戻って来ない。だから死した者達の分も、俺らは背負って生きなきゃならん。それが今回の審問で生き残った者に課せられる義務だ。[向けられる非難の言葉はそのまま受け止め。更に覚悟を乗せた言葉を返す。それが己が償いだと言うように]審問の起きたこの島に流れ着いてしまったことを不運で済ます事も出来る。だがそれでは彼が浮かばれない。少なくとも俺は、彼の失った生を背負って生きて行くつもりだ。[真剣な表情で言葉を紡ぎ、続く騎士の言葉を耳にする]