[時は移りお昼時、菜園の傍のベンチに二人並んで座っていた。
ヴィターは珍しく空気を読んで少し離れたところに。
今は大切なその人と一緒の時だから、大人の姿で、
彼と並ぶのにちょうどいい姿で]
そこは、間違っていないかもしれませんね。
[たわいのない話をしながら髪を掻き揚げる左手、そこにはあの時もらったブレスレットがあった。
いろいろと細工を施し、そこには彼の魔力宿らせた。
ブレスレットが放つのは仄かな魔力の光。
彼がこの世にある限りは尽きることのない光を。
会話をする二人の間には、朝に作ってきたお弁当が広げられていて、それを口にする彼の姿]
どうです、ディル、お口に合いますか?
[愛しい将来の伴侶たる彼に問いかけながら*微笑みかけた*]