― 広間 ―
続きはいろいろ片付いてからな。
[>>1038 目を見開くミハエルの前で両手をあわせて。ただ触れ合うだけで顔も赤くなった初心なミハエルがやっぱり可愛くて、ぎゅっと抱きしめた後に開放し]
歩くのに、手、貸してくれない?
ちょっと取ってこなきゃいけない荷物があるから。
[何となく視線が痛い。まさか執事と医者が不吉なことを話しているとは知らず。
オルゴールと、銃だけは持ち出そうと決めていた。
友との約束を守る為。そして、これからも。愛しい人を守る為。
ユーリーの記憶をかいま見ればわかる。このお嬢様は、いつだって狙われていたこと。あの青年の代わりにはなれそうにないけれど、自分は自分のやり方で、この子を守らにゃならないのだ]