―数日後―
[曖昧なフォルカー>>1023に可笑しげに笑う。
外に出るほどの興味はまだないらしい様子に、無理にとは言わないよと告げて]
フォルカーが宿の料理をがんばってくれるならそれはうれしいねえ。
じゃあお互い約束だ。
楽しみにしているよ。
[子ども扱いに不満げな様子にくすくすと笑いを零し]
じゃああたしもしっかりがんばってこないとねえ。
[やるべきことは沢山ある。
きっと外で流れるだろう村の噂を正しいものに訂正したりとか、アーベルの親父さんに会いに行ったりとか。
数年先にでも、移住してもいいと言う人をみつけることだとか。
そんなあれこれを考えていたら、結局村に来ないという選択肢は心のどこにもないことに気づいて小さく苦笑を浮かべ]
あたしも結局この村は好きなんだねえ……
[そんな呟きがこぼれおちた]