― 広間 ―
つ、続きって………
[赤い顔のまま、いやでも好きって言っちゃったし、エーリッヒなら……とか考えてオタオタしていたが]
あ…う、うん。
一人じゃまだ歩けない…か。
[手を貸してくれと言われ>>1041、頷いて立ち上がり。エーリッヒに手を貸して、二階へと。
その心中までは知らないが、エーリッヒが使っていた部屋からだけでなく、その向かいの部屋からも何かを持ってくる様子には首を傾げた。
エーリッヒが自分から言い出すなら、話を聞くが。
そうでなければ、自分から問うことはしないでおく]
「マイレディ。馬車の用意はできております。
そちらのご婦人も、お送りいたしましょう」
[持つ物を持って広間に戻れば、玄関先ギリギリに待機させた馬車を示す。
エーリッヒの姿が外の自衛団員に見つからないようにする為だろう]