───僕のところで良ければ、来るか?
彼の……アーベルのようにとは行かないだろうが。
僕は僕なりに君の支えとなろう、───友として。
[蒼鷹の瞳に宿るものは、かつて自分が抱えていたものと似ていて。
信ずるを喪った衝撃は大きいだろうと、支えるべく小さな手を差し伸べた。
蒼鷹は運ばれ行く友とミハエルを交互に見遣るように首を動かした後、伸ばされたミハエルの腕へと収まる。
そうして友を想い、今一度甲高い声で高らかに鳴いた]
うむ……。
…確か、キーファーと言ったな。
これからよろしく頼むぞ。
[蒼鷹と視線を合わせ、右手で撫でながら言葉を紡ぐ。
その様子を自衛団員達は口を半開きにしたまま、呆けたように眺めていた。
それを後目に、ミハエルは蒼鷹と共に歩き始める。
死せる者達が共に葬られるよう、説得をする*ために*]