あ、おねーさん治癒魔法も使えるんだ。
よかったぁ。
[顔を覗き込もうとすればクスクス笑いが聞こえて。
心底からホッとしたように息を吐いた]
ん、キレイだった?ありがと。
この間憶えたばかりの術なんだ!
[そんなものを使ったのかと小一時間。
でも本人は無邪気な笑顔で暴露しつつ]
おねーさんのもステキだよ。
キラキラしてるし、かわいいし。
[傷を癒してゆく光の蝶をどこか見惚れたように視線が追いかける]
それにあんな球体、わたしには扱えないー。
暴走させない自信がないよ。
普通に蒼花消されちゃうかと思ったもん。