今使っている力は補助的なものとして。
基礎は培わねばならんだろうな。
それが出来ればその力を今以上に引き出すことが出来るはずだ。
[薙いだ長剣は籠手に弾かれる。
その直前の動きから、まずは足捌きからだな、などと考えつつ、身体は次の行動へと移る]
威力の重さは剣を振るうスピードと比例する。
剣をぶれること無く振るうのも重要だからな、腕力も付けねばならんぞ。
[目の前でナターリエの身体が回転する。
どこに剣を持って来るかと注視し、動きから薙ぐと判ずると、後ろへと跳躍することで躱した。
切っ先が足に巻いていた革紐に切れ目を入れる]
ふむ、足を狙うは動きを阻害するために有効な手段だ。
だが少し大振りが過ぎるな。
[後ろへ下がった状態からまた前へと跳躍。
その勢いを乗せた上段からの一撃をナターリエ目掛けて振り下ろした]