そりゃそうなんだけどね。
分かっててもそう思っちゃうものなんだよ。
[ずっと続けられてきたものが不意になくなってしまうわけだから。こうやって話が出来るだけ、まだ良いのかもしれないけれど]
あははー……。
かいちょーの説教と恭也の説教だったら、どっちがマシかなぁ。
[結局どっちも受けることになるだろうから、マシとか言ってる場合でも無いのだが。養生の言葉に腹部を押えながら頷いて。ベンチを立とうとするのだが]
……………。
あの、さ。
悪いんだけど、肩貸してくんない?
[すまなそうに恭也に視線を向け、苦笑と共に言葉を紡ぐ。腹部の痛みから足に力が入らないようだ]