…ちっ、外面だけは良くなりやがって。いくら命の恩人とは言え、癪に障る。[悪態ばかりが口を突いて出る。あの男の言葉があったから、自分は結社を離れ、今ここに居を構えている。思想的に相容れない相手、それが彼だった]…仕方ねぇ、部屋の確保してくっか。他のところに居座られて妙なことを言われても敵わん。[嫌々ながらも承諾したのは島民のため。これ以上迷惑をかけたくなかった]