―地下・個室前廊下―…お姫様。いや、お姫様と摩り替わったお嬢様、か。[扉から掛けられた声。丁度隣の部屋へと向かっていた足を止める]…何か用?[尋ねたいことは勿論あった。だが今はそれをしている場合で無いことは分かる。答える声が冷たく、素気ないものになるのまでは止まらなかったが]