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―― 一夜の夢 ――
………露島先輩、すごいえっちぃ。
[顔が赤い。シーツの中でもぞもぞ動く。
上目で時折恨むような視線を送る]
ぬぐ、って、言ったけど。確かに言ったけどさ。
[手を滑らせる。もっと隠そうと思ったのに、幅が足りない。
はらりと肩からシーツが落ちた。慌てて丸まる。
シーツの中で子猫がもがいているみたいに]
[よく考えてみよう。
ヌードを見られるのと、絵を見られるのと、どちらがより恥ずかしいか。ちょっと難しくて、永遠の課題な気がする。こちらを反射的に選んだのは、まあ、その場のノリという奴だった。
……生前からエンジンブレーキしかないのが仕様だった]
[くすぐったい時間はあっという間に終わって。
出来上がった絵を見せられる]