[その姿を見つければ、逆に足は止まってしまった。小さな姿はそれを追い越し、主人だった青年の下へ]ライ……。[向けられた笑みにも、どこか呆然と。その名前を呼んで。フッと表情が崩れた]お前、何やってるんだ。[こんなところで、とは言わないが。まだ囚われているのかと、そう思い翠が少し翳った]