……何、と言われてもな。幾つか、気がかりがあってな。逝くに逝けずに、漂っていた。[さらりと返す。暗き翠は、穏やかに]……ああ、心配するな。別に、『場』に囚われている訳ではないし、行先が見えん訳でもない。[それでも、翳る翠を見たなら。笑みは僅か、苦笑に寄る]