……ふう。
[ため息と共に煙を吐き出し、灰皿の蛙の舌に煙草を乗せる]
やれやれ……これから、どーすっか……。
[惨劇は終わり桜は散れど、当然の如く散った生命は還らず。
そして今回の件に関しては他言無用──つまり、外部への持ち出しが一切禁じられていた。
色々な問題に関しては古老曰く、「宗主様が上手くまとめてくださる」との事で、なにやら大掛かりな干渉があるようだが、詳細は知らされてはいなかった。
ともあれ、そちらが落ち着くまでは村を出るなと言われ──もっとも、道が寸断されたままなので、出ようもないのだが──、日々をぼんやりと過ごしていたのだが。
今後自分がどうするかの見通しは全くたっていなかった]