[>>1083 聞こえた声に、ぴたり。動きが止まる。くるり、振り返った先の姿に、二対の翠は瞬いて]……あえてない。あえない、かも、知れない。[ぽつり、と返す。あえないと思う理由ははっきりとはわからない、けれど。でも、そんな不安はずっと根付いていて。それを押さえ込むべく、夜闇の猫をぎゅう、と抱き締めた]