な、に?[走る動揺。ただでさえ不安定な所にその呼び名は大きかった]何故それを、知っている…。[必死に自制する。一瞬浮かんだ笑みをどこかで見た気がした]それは。確かに彼女も誰かが助けなければいけないが。[立て続けに揺り動かされる。そして最後の一言が]…まさ、か。あなたは、先行配置されていた……か…!?[声の震えは止めようも無く。だが「姉」と示されたかつての呼び方は出来ずに]