好きにするといいさ。邪魔をしなければ、構わない。暴れるなら、上で、にして貰いたいが。[フィーネの提案への答えは、素っ気無い。 眼差しは、肯定も否定もせず、ティルへと向けられたままに。]ひとりで全てを行おうとすべきではないだろう。各々、役目というものがある。出来る事もね。だからこそ、私は、お前に解析を任せたわけだから。大体。[手を握り締めるティルへと歩みを進め、 まだ赤く染まる耳の傍まで、手を近づける。]今の状態がどうであるか、自分でわからぬわけではないだろう。