[あきれる声に]どうせ俺は馬鹿な男ですよ。15年間ほったらかして、今度もまたいつまでかわからない時を待たせる…。どの面さげてそんなこと言えって言うんだよ。[グラスをことりとテーブルにおいて頭をうつむかせて]できるなら…一緒にはいたいさ…。[もとより酒にはあまり強くないのか、酔いが回りつむぐ言葉は本音のそれに近い言葉]ああ、幸せに。生き残ったものは死んだものの分も幸せになってほしい…。