……お前も大概。自分のことだと適当になってないか。[ある種の真理。だが何となく認めたくなかったのか。自分のことは棚上げして呆れ声]書きかけの詩?ああ、それは分かるかもしれない。[自分も作品が途中のままではきっと気にかかる。だからそこには素直に頷いて]今なら完成させられそうなのか。それならまあ、代筆位は引き受けるが。[そう答えて、続いたもう一つに。パチと目を瞬いた。過去は、あの事件が起こるまで聞いたことが無かった。そうした話題を避けていたのは、自分も同じであったけれど]