人狼物語 ─幻夢─

35 紅月小夜曲


指物師 エーリッヒ

……お前も大概。
自分のことだと適当になってないか。

[ある種の真理。だが何となく認めたくなかったのか。
自分のことは棚上げして呆れ声]

書きかけの詩?
ああ、それは分かるかもしれない。

[自分も作品が途中のままではきっと気にかかる。
だからそこには素直に頷いて]

今なら完成させられそうなのか。
それならまあ、代筆位は引き受けるが。

[そう答えて、続いたもう一つに。パチと目を瞬いた。
過去は、あの事件が起こるまで聞いたことが無かった。
そうした話題を避けていたのは、自分も同じであったけれど]

(1105) 2009/01/21(Wed) 00:59:59

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