なかないで、榛姉…。[伸ばした手はだが直前で止まって。魔につかれていた孝博を殺すことに躊躇の無かった手。実際に最後の一撃を下したのは自分でなくとも]悲しいと。つられちゃうから…。[誰が、何に。そこは自分でも明確でなかったか。あの行動を後悔することはない。だが悲しみが皆無であるわけも無かった]