[銀翼の獣がこちらを見た刹那>>1106。女の纏う色に紅が滲む。内に蠢くモノを抑えれば、それも直ぐに消えてしまうのだが]そんなこと。分かっているんだろう?…けどまぁ、いつもとは異なる趣向でやるってのはどうかな。[問いかけられた声に返すのは、薄く笑んだ表情。呼びかけの直後、女は右手を銀翼の獣へと伸ばすように持ち上げた]例えば、こんな風に。[その言葉を発した刹那、右腕は獣のそれへと変じる]