― 2F → 馬車 ―
んー。そういうもの、なのかな?
[エーリッヒの形見、と言われて>>1105首をかしげる。
目の前に当人がいるので、実感がわかない。
その後、馬車の中で自分の頼みに応じて膝の上に乗ってきたエーリッヒを撫で回した。
日頃、公務やら騎士団の訓練やら勉強やらで、子犬と触れ合う機会などなかったので、とっても嬉しそうである。
そうこうしている内に、アマンダを自宅へ送り届け、別荘につけば。
エーリッヒを抱えたままで邸内に戻り、クレメンスが戻るまで、子犬の姿の彼を撫で回していたのだろう]
あ、そうそう。
この別荘では、執事とあの変態と、あとは伯父上以外の前では、人の姿にならないようにお願いして良いですか?
エーリッヒさんの顔しってる、村出身の使用人もいますから……
[こっそり、そんな事を頼んでおいたかもしれない]