[言葉が詰まった。
何年ぶりに聞いた母親の声だろう。
でも懐かしさよりも先に、心配かけてしまった事が申し訳なくて。
それ以上にあんなに心配かけてしまったのに、
いつまでも今の自分が―――不甲斐なくて。
ピノ君がずっと、そんな自分を見ていてくれたことにすら気づかなかった。
情けなくて、帰りたくて、会いたくて、
私もこんなに母さんが好きなんだよと、伝わらない事が、苦しくて。
―――――溢れて。]
あ………わた、し
っ、く…ぁ。
わあああああ!!!
[ここに飛ばされて、帰れないと悟った時のように、
人目も気にせずその場に蹲って*号泣した。*]