……さて、と。前は、神の御許に行くのが幸い、と思っていたけれど、本当の所はどうなのかって、わかんないんだよね。[祝福と呪詛を帯びた魂は、天の門をくぐれまい、と。そんな思いもあるが、口にはせず]……だから……もしかしたら、後は消えるだけなのかもしれない、けど。その、時が訪れるまで……いや、訪れたその先も。……俺は、絶対。君を離さない、から。[改めて、そう、誓い紡いで、手を差し伸べる。ただひとつ、失いたくないもの──愛しいひとへと向けて。**]