>>1103[唇が触れる感触に、思わず涙が零れ落ちた。ハインリヒの背に回した手で、ハインリヒの服をぎゅぅっと掴む。唇が離れたなら、赤い顔で、涙で潤んだ瞳でハインリヒを見上げ]………ハインリヒさん、大好き。[そう、嬉しそうに告げた後。その身体は、すぅっと薄れて消えていくか。それとも何故か消えることなく、ハインリヒの腕の中に居るか。はたしてどちらだろう?]