あー……。
[低い返しには僅か目を逸らして。今回の件で色々突きつけられたものもあり、自覚は多少生まれている]
その位ならお安い御用だ。
[頷き、語られる話を静かに聞く]
お前が最初に『視た』時の、か。
やはり抜け出せない何かが残っている…だろうな。
[唇端が僅かに持ち上がる。
過去の師匠。今の自分。起きたことは消えてくれない。
この思いは生き続ける限りずっとついて回るだろう]
……そう。
で、空は見えたのか?
[答えはもう分かっていた。最前の話があれば。
それでも確認するように、小さく笑って先を促す]