[「アレを喰らったら死ぬ」――純粋な本能が、少女の身を竦ませ蹲らせる。 見切ろうとしなかったのは正解であろう。光速で飛ぶ物体は、目で見た後には交わせないのだから。 しかし――] う、う……痛ぁ……[相手の反応を無視した回避では不十分であるのも、また事実。 右肩をビームに焼かれた少女は、左手で傷口を押さえ、呻きながら立ち上がる]