/*へえ、特別枠?――そりゃ、光栄。[ クッ、軽い笑みが深みを増す。 眼鏡を取った左手は、猫をじゃらすように、 まずは肩口に、それから相手の届かぬ頭上に。 肩にかかる重みを感じたところで、左後方へと下ろす ]厭なら、どういう扱いが……好みなんかねえ。[ 前のめりになるのを予測して、 支えるようにリカの背に手を滑らせつつ、 含みを持った、抑え気味の声での問いかけ。 碧眼は少女の顔へと向けた侭、その変化を余すところなく捉える ]